2021.7.1
お知らせ
公式戦中止
緊急事態宣言が解除されましたが、未だ感染拡大のリスクがある中での活動となっています。
今回の緊急事態宣言の発出により停止していた公式戦(U12リーグ・U11前期リーグ)が、U12リーグは9月以降までの延期、U11前期リーグは中止が決定しました。
子供達にとっては、経験の場を失う事になり非常に残念です。
しかし、この緊急事態宣言期間中に活動出来ていなかったチームも多く、酷暑期に入っての公式戦実施のリスク、平等性などを考慮されての決定です。
この状況の中で、子供達をどうやって成長させていけるか、チームとしての力量を試されている気がします。
成長というのは、サッカーの技術、チーム力だけではなく、それぞれの心や頭、感受性など含めての成長です。
目標が霞むなかでのトレーニグや試合は、ともすれば強度が落ちて「やるだけ」になりやすい。
逆に、カップ戦などの勝敗に拘った一発勝負の試合が多くなりすぎると、ミスや敗戦に対して指導者や保護者が過敏になる事も。
もちろん、保護者の方の負担も大きくなります。
地域で活動するクラブである以上、このような状況だからこそ、みんながサッカーを楽しみ、無理のない環境の中で成長できるようにしてあげるという難易度の高いミッションに挑まなければいけません。
そこにあったからという事で、生まれて初めてサッカーに触れる環境である事が多い地域クラブ。
そのクラブにとって、子供がサッカーを楽しみ、その「楽しい」を貯金させてあげる環境作りは使命だと思っています。
先日、部活でサッカーを続けてきた中3メンバー5名が在籍する中学の中体連を観戦出来ました。
このチームで出会って、一緒にボールを蹴り出した子供達が、ずっとサッカーと仲間を大好きでいてくれている事を見て、改めて自分達の使命を感じました。
公式戦が中止になったからダメだったとか、しょうが無いなんて言い訳をせず、こんな状況だからこそ出来る経験で成長させてあげたい。
135名全員がニコニコして、全力でボールを追いかけられるように。